クラウド・ファンディング(投資型)を、お国が検討するらしいの巻

1~2年前から、なんとなく耳にするクラウド・ファンディングという仕組み。。。。

 

これについて、お国が何か検討するようですね。

 

多くの方は、この仕組みをご存知とは思いますが、「クラウド・ファンディングって何?」って方のために概要を説明したいと思います。

 

 

農業経営をしているAさんとその友人Bさんの会話

Aさん 「最近、この辺り、ほんと観光客とかいなくなったよな~、マジ誰も遊びに来ない。」

Bさん 「てか、お前農業やってんだから、農業体験ツアーとかいって、都会から人呼び込めばいんじゃね。こないだ農地余ってるっていってたじゃんよ~!」

Aさん 「確かに、農地はあるけどさ~、人を集めるためにチラシ作ったり、広報したり....俺本業で忙しいから、管理してくれる人探さなきゃいけないじゃん。お前がやるならいいけど...にかく金かかるし。」

Bさん 「金か~...。う~ん...じゃあさ、フェイスブックとか使って、資金提供してくれる人探せばよくねー。お前の友達500人いるじゃん!?その人達が、1000円ずつ出してくれれば、50万になるし、俺も20万ぐらいなら出せるから、何とか1回開催分ぐらいはなんとかなるよ。」

 

このBさんの考え方が、クラウド・ファンディングのモトっぽいです。

つまり、
インターネットを通じて不特定多数の人々に比較的少額の資金提供を呼びかけ、一定額が集まった時点でプロジェクトを実行することで、資金調達のリスクを低減することを可能にする仕組み

 

をいうのです。昨今のソーシャルメディアの発展により実現できるようになった仕組みですね。

 

一度農業体験を実施した後のAさんとBさんの会話

Aさん 「いや〜、Bさんのアイデアのおかげで、農業体験ツアーが実現できたよ!よかった。よかった。でも、今後続けて行くためには、もっと資金が必要かな〜」

Bさん 「確かにね。実際、知り合いだけから、お金を集めるだけでは厳しいよねー。どこかに、お金を出したい人と僕らを結びつけてくれる会社とかないかな〜」

 

このBさんの要望に答える会社...これが、俗にいう「クラウドファンディング会社」ってやつです。事業家と投資家をネット上で繫げるという仕事をしている会社です。

 

 

ここまで聞いて、「てか、知らない人に1,000円でもお金あげちゃうとか意味不明」って思う人もいると思います。 そこで、人は考えるわけです。じゃあ、見返りがあったらどうですか??っと。

お金を払ってくれた人に、何かをあげちゃおう!ってなるわけです。Aさんの例であれば、「農業体験でできた野菜の一部をあげますよ!」っていえば、「まぁ、1000円だしてもいいかもな…なんとなくスーパーで買うよりは良さそう!」ってな人がお金を出してくれるかもしれません。これが、いわゆる「購入型」です。

 

現在、日本のクラウド・ファンディング会社では

お金をあげちゃう         →「寄付型」

なんか物とかサービスしてくださいよ→「購入型」

の2パターンの括り付けで、流行っているのは後者のようです。

 

アメリカとかだと、これに加えて、事業やプロジェクトが成功した場合に金銭が支払われる「投資型」というものがあります。例えば、株式会社の株を、お金で買って、配当金を受取る的なのものです(「株式投資型」)。

 

この「投資型」...話だけ聞くと別にやられていそうな感じがしますが、現行の日本の法制度の下では、禁止されているんです。

少し、専門的な話をすると、法律上未上場株は、証券会社を通じた上一定の要件を満たさなければ、取引することはできません。また、出資の見返りとしてお金をもらうことも難しいです。

 

 

そこで、最近お国が、この「投資型」を認めるための制度を検討し始めているんです。

どうやら、6月発表の政府成長戦略案にも入ってくるようです。

 

 

で、実際にこの制度が浸透していくか!?という点についてですが。。。。

 

とりあえず、制度ができた段階では、かなり難しいと思います。だって、起業したばっかりの会社とかで、多数の投資家に対して、株主総会を実際に開くとか、労力かかり過ぎでしょ!?

これは、単なる一例ですが、おそらくこの仕組みを利用する会社には、多くの義務や制約がかかってくると思います。

この辺りの設計をどういう風にしていくのかは見てみないとわかりませんが、まぁ、難しいでしょう。

ただ、僕としては、規制は緩和して法律上可能な仕組みだけつくっとけば、それを前提におもろいことを考える人たちが出てくると思うので、この政府の流れ自体には賛成かなと思っとります。偉そうで、すいません 笑)

 

それでは、また次回!

 

 

 

 

 

永吉 啓一郎

永吉啓一郎 愛知県知多市育ち。 弁護士。 新規事業(税務調査士認定講座等)の立上げを中心に活動。ECサイト等ITに強い。

カテゴリー: 法務, 考え方
クラウド・ファンディング(投資型)を、お国が検討するらしいの巻” への1件のコメント
  1. 井澤 久美 より:

    クラウド・ファンディング(投資型)に興味を持っています

    投資出来る所教えて

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